スプリングステークス R7.3.16

1. ⑨ピコチャンブラック – スコア: 95
東京芝1800mの新馬戦を史上最速タイムとなる1分46秒7で快勝するなど、高いスピード能力を示しています
東京のアイビーSでも2番手追走から上がり3F33.9秒の鋭い末脚を繰り出し、走破時計1分46秒0の好タイムで僅差の2着と健闘しました
芝1800mで記録したタイムはメンバー中最速で、瞬発力勝負にも強みがあります。父キタサンブラックも皐月賞トライアル(スプリングS)を制した実績があり、適性は十分。初の中山コースだったホープフルSは13着と崩れましたが
今回は仕切り直しで調整も順調。石橋騎手とのコンビで持ち前のスピードと末脚を活かせれば巻き返しが期待できます。
2. ⑦キングスコール – スコア: 93
昨年7月の札幌芝1800m新馬戦を1分47秒8で快勝。これは当時2歳コースレコードだったソダシの記録を0.4秒更新する驚異的なタイムでした
3馬身差の圧勝劇で素質の高さを示し、その走破時計と内容が高く評価されています
父ドゥラメンテは皐月賞馬で、中山芝2000mを制した実績からも中山適性は高い血統です。久々の実戦(約7か月半ぶり)になりますが、矢作厩舎の仕上げ力も信頼できます。前走の内容から先行力があり、持続力も十分。時計勝負にも対応できるので、好位から押し切る競馬ができれば勝機は大いにあるでしょう。
3. ⑤レーヴブリリアント – スコア: 90
キャリア4戦2勝と実績は地味ながら、その2勝はいずれも中山コースで挙げたものです
前走の中山芝1600m1勝クラスを勝利してからの連闘策で臨む今回、得意舞台の中山で距離延長がプラスに働きそうです
鋭い決め手というよりは長くいい脚を使えるタイプで、ゴール前の接戦を根性で制する勝負強さがあります
父スワーヴリチャード譲りのパワーと持久力があり、急坂のある中山芝も難なくこなす走りを見せています。鞍上には名手ルメール騎手を配し、仕上がりも良好。展開が多少タフになっても粘り強く伸びてこれるため、大混戦を抜け出す有力候補です。
4. ⑧マテンロウバローズ – スコア: 88
新馬戦・1勝クラスと無傷の2連勝中で、レースセンスの高さが光ります
大きな着差こそつけませんが、狭い進路を割って抜け出す勝負根性と勝負勘は抜群で、僅差の競り合いでも確実に差し切る強さがあります
父ロジャーバローズ(日本ダービー馬)×母父キングカメハメハの血統は中距離適性が高く、初の1800mにも難なく対応できるでしょう。まだ中山コースの経験はありませんが、騎乗予定の横山典弘騎手は中山巧者として知られ、コース攻略に長けています。折り合いもスムーズなタイプで展開に注文がつかないため、好位差しの形から連勝を伸ばす可能性は十分です。
5. ⑩フクノブルーレイク – スコア: 85
前走の東京芝2000m1勝クラス・フリージア賞で3着に善戦し、コンスタントに上位争いをしています。特筆すべきは末脚の切れで、過去には上がり3F33.3秒というメンバー最速の驚異的な末脚も記録しています(2024年10月東京・芝1800m戦にて)。父ウインブライトは中山記念など中山重賞4勝を挙げ「中山巧者」と称された馬で
その産駒である本馬も中山芝2000mの未勝利戦を勝利しており、中山適性の高さがうかがえます。実際、中山では【1-0-0-1】(1着1回)と勝利実績があり、急坂コースでもパフォーマンスを発揮済み。瞬発力勝負より持久力勝負になった方が持ち味が活きるタイプで、速い上がりを要求されても対応可能です。終い確実な差し脚はこのメンバーでも屈指で、展開ひとつで台頭が見込めます。
6. ①ダノンセンチュリー – スコア: 83
前走(デビュー戦)の東京芝1800m新馬戦を快勝。勝ちタイム1分50秒5こそ平凡ですが、スローペースを先行から抜け出し、僅差ながらきっちり差し切る競馬センスを見せました。上がり3F33.7秒の末脚は当該レースで最速タイ(メンバー中トップ)で、瞬発力は非凡です。キャリア1戦と経験は浅いものの、それだけ伸びしろも大きいと言えます。父フィエールマンはスタミナ型ですがディープインパクト系で切れ味も伝えており、母父ロぺデヴェガから欧州的なパワーも受け継ぐ血統背景です。中山コースは初めてですが、鞍上の戸崎圭太騎手は中山巧者として知られ、この舞台での騎乗経験が豊富
過去の傾向ではキャリア1戦馬の連対例は少ないものの、素質の高さと騎手の腕でどこまで通用するか注目です。
7. ⑥ジェットマグナム – スコア: 80
既に中山芝2000mで勝利経験があり(2024年9月葉牡丹賞)、小回りコースへの適性は示しています。続くG1ホープフルステークスでは7着と健闘し、好位につけてレースを進められた点は収穫でした
直線では伸びあぐねたものの、大崩れせず力の一端を示しています
これはメンバー中で唯一G1出走経験を持つ強みです。持ち前の先行力と粘り強さが武器で、渋太い競馬ができるタイプ。1800m戦では結果が出ていませんが、稍重馬場のきさらぎ賞(京都)での凡走など条件が合わなかった印象です。良馬場の中山替わりはプラス材料で、先手or好位から自分のリズムで運べれば巻き返し可能。津村騎手も重賞実績豊富で、一発の怖さがあります。
8. ⑪スナークピカソ – スコア: 78
ここ2戦は小倉芝1800mで1着→2着と安定した成績。特に2走前の小倉戦(稍重)では、重馬場をものともせず2着に健闘し、重馬場適性をアピールしました。前走のあすなろ賞(小倉芝1800m)では好位から抜け出し、上がり最速タイの末脚で押し切る強い内容。勝ちタイム1分49秒0も優秀で、初勝利を飾っています。父アジアエクスプレスはダート色の強い血統ですが、母父ディープインパクトの影響か芝適性も十分示しており、芝中距離で台頭してきました。上がり3F33.6秒の持ち時計があり決め手は鋭い部類です。課題は初の中山コースですが、小回りの小倉で結果を出しているように立ち回りは上手なタイプ。菅原明良騎手とのコンビで積極策がハマれば、重賞でも馬券圏内を狙える存在です。
9. ③クモヒトツナイ – スコア: 76
重馬場の小倉芝1800m未勝利戦を快勝し、悪条件でもパフォーマンスを落とさないタフさを示しました。実際、稍重以上の道悪経験はないものの、重馬場での勝利実績はメンバー中この馬のみで、雨馬場になっても対応できる強みです。これまで芝1800~2000mで安定して掲示板を確保し、福島芝1800m3着、中山芝1800m4着と小回り適性もまずまず。派手さはないものの先行して粘る競馬が得意で、長く脚を使えるタイプです。末脚の切れ味では上位勢に一歩譲る(自己最速上がり34.8秒)のは否めませんが、展開がもつれ消耗戦になれば浮上します。父アルアインは皐月賞馬で中山芝2000m巧者、母父キングカメハメハも中山適性が高い血統。横山和生騎手とのコンビで渋太さを活かせれば一発を狙える穴候補です。
10. ⑫スワローシチー – スコア: 75
中山芝2000mで1勝2着1回と実績があり、コース適性の高さが光ります。昨年9月の未勝利戦では中山2000mをハナ差の2着と好走し、続く12月には同条件で勝利を挙げました。切れ味も鋭く、東京芝1800mでは上がり33.3秒の豪脚で差し込み3着に入った実績もあります(2024年6月)
近走はやや勝ち味に遅いものの大崩れせず安定しており、前走の若竹賞(中山芝2200m8着)は距離が長かった印象です。1800mへの短縮で末脚の爆発力が活きる可能性があります。田辺裕信騎手は中山重賞での穴騎乗歴もあり、手替わりも魅力。展開がハマれば直線一気のシーンも考えられ、中波乱の立役者になり得ます。
11. ④ニホンピロデヴィン – スコア: 72
小倉芝2000mで1勝2着1回と、長めの距離で好走を続けてきました。前走の若駒ステークス(小倉芝2000m)では勝ち馬に0.2秒差の2着と健闘し、未勝利勝ち直後でも通用するところを見せています。京都芝1800mでも4着(0.3秒差)と崩れておらず、距離1800mへの対応も問題ないでしょう。末脚は上がり34.0秒台と決め手もまずまずで、瞬発力戦にも対応可能。反面、勝負所でややズブい面があり、小回りの立ち回りに課題を残す面も。中山コースは初めてとなりますが、母父ルーラーシップ譲りのパワーで急坂コースもこなせると見られます。ただ今回はメンバー強化と関東遠征、さらに鞍上の小沢騎手は重賞経験が少なく減量見習騎手でもあるため、不安要素もあります。展開が噛み合えば潜在能力で上位進出の余地はありますが、まずは経験を積みたい一戦と言えそうです。
12. ②ローレルオーブ – スコア: 70
戦績は7戦1勝と平凡ですが、唯一の勝利が札幌芝1800mで記録したもので、距離適性自体は示しています。父ウインブライトは中山競馬場でGII4勝を挙げ、“中山巧者”と呼ばれた馬
陣営も「ウインブライト産駒なので舞台(中山)は歓迎。昨年の夏からこのレースを目標にしてきた」と語っており、中山適性に期待を寄せています。実際ここまで中山コースの出走経験はないものの、血統面からコース相性は良いはずです。課題は近走成績で、重馬場の札幌戦9着など凡走が続いている点です。ただ前々走(京都芝1600m7着)では大外から上がり34.7秒の伸びを見せており、「速い上がりを使った経験がある」のは収穫との声もあります
格上挑戦になりますが、陣営の16年ぶり重賞制覇への意気込みも強く、未知の中山替わりで一変を狙います。鞍上は原優介騎手の起用で斤量面の恩恵はありませんが、一発を期待した大駆けに要注意**の存在です。
評価まとめ
タイム面ではピコチャンブラックとキングスコールが突出した高速決着の実績を持ち、高評価です。中山適性ではレーヴブリリアントやジェットマグナム、フクノブルーレイクがコース実績を武器に加点。
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