And So It Goes そして今は・・・

Billy Joel

※Gemini&ChatGPTによる翻訳解説

And So It Goes そしてそれは続く

収録アルバム

・Storm Front(11枚目のアルバム 10曲目 1989年10月17日発売)
・Greatest Hits Volume III 1983-1997(9曲目 1997年8月19日発売)

●ストーリー

Gemini

この曲は、過去の恋愛で傷つき、心を閉ざしている男性が、新しい恋の相手に対して想いを打ち明けるラブソングです。

  • 最初の一節で、過去の傷を癒すための心の静けさを求める様子が歌われています。新しい恋が訪れるまで、過去の傷と向き合う時間が描かれています。

2番では、女性に対して正直に話そうとするも、過去の経験からつい身構えてしまう心情が吐露されます。

  • 薔薇の棘 (いばら) に例えられた過去の恋愛のつらい記憶が、新しい恋への一歩を踏み出そうとする彼の足かせになっているようです。

サビでは、「And so it goes, and so it goes」という繰り返しフレーズと共に、過去の恋愛がいつも失敗に終わっていたという諦めにも似た気持ちが表現されています。

  • しかし、沈黙しているだけでは何も始まらないと気付き、たとえまた傷つくとしても、あなたと心を通わせたいという思いを告白します。

4番では、過去のつらい経験から目を背けてきたことも示唆され、ようやく本音で話せる相手に出会えた安堵感のようなものが感じられます。

  • 男性は自分の気持ちを受け入れてもらえるかどうかはわからないとしつつも、あなたといることを選びたいという想いを伝えます。

サビが繰り返され、自分の気持ちを受け入れてくれるかどうかはわからないけれど、あなただけが自分の本心を知ってくれている、と歌われています。

  • 過去の傷を乗り越えて、新しい愛に踏み出そうとする、不器用ながらも誠実な男性の心情が描かれています。

●和訳時の注意点

ChatGPT 3.5

① "In every heart there is a room"
「すべての心の中に部屋がある」
"In every heart": 「すべての心の中に」。ここでは「心」を比喩的に使っています。「心の中」という感情的・精神的な空間を指します。
"there is a room": 「部屋がある」。具体的な部屋ではなく、心の中にある特別な空間を象徴的に表現しています。

② "To heal the wounds from lovers past"
「過去の恋人たちによる傷を癒すために」
"heal the wounds": 「傷を癒す」。ここでは物理的な傷ではなく、感情的な傷を指します。恋愛における辛い経験や心の痛みを暗示しています。
"from lovers past": 「過去の恋人たちによる」。"lovers past" は「過去の恋人たち」という表現で、前置詞 "from" によって「その恋人たちが原因となった」という意味を補っています。
"heal the wounds" という表現は癒しや回復のプロセスを強調しており、詩的な感情表現を考慮すると「癒し」というニュアンスを活かすのが自然です。

③ "You answered me with no pretense"
「あなたは偽りなく答えた」
"answered me": 「私に答えた」。ここでは、会話のやり取りをシンプルに描写しています。
"with no pretense": 「偽りなく」「飾らず」。"pretense" は「見せかけ」「虚飾」を意味し、"no" を伴うことで「誠実さ」や「率直さ」を強調します。
"with no pretense": 「偽りなく」や「飾らず」と訳すことで、相手の誠実さを表現できます。

④ "My silence is my self defense"
「私の沈黙は私自身の防御策だ」
"My silence": 「私の沈黙」。話さないことで自分を守ることを指しています。
"self defense": 「自己防衛」。直訳的な「防御策」で問題ありませんが、「守り」という柔らかい表現も使えます。
「沈黙は金」的なニュアンスも含まれている可能性があるため、話者が言葉を慎む理由を考慮して訳すとよいでしょう。
"self defense": 自己防衛の概念を日本語で自然に表現するため、「防御策」や「身を守る手段」とニュアンスを補足してもよいでしょう。

⑤ "It seems I only felt the thorns"
「とげしか感じられなかったようだ」
"It seems": 「~のようだ」「~と感じられる」。話者の感覚を婉曲に表現。
"I only felt the thorns":
"only": 「ただ~だけ」という限定。バラの「とげ」以外のもの(美しさや喜び)は感じなかったというニュアンス。
"the thorns": バラのとげ。困難や痛み、苦しみの象徴的な表現。
バラは「愛」や「幸せ」を象徴しており、とげはそれに伴う「痛み」や「苦しみ」を指していると考えられます。
詩的なニュアンスを残しつつ、感情を強調した訳にするのがおすすめです。
「とげの痛み」や「傷つき」という日本語表現を工夫すると、より感傷的な印象を伝えられます。

⑥ "But if my silence made you leave"
「もし私の沈黙が君を去らせたのなら」
"my silence": 「私の沈黙」という表現は、感情を伝えなかったり、何も言わなかったりしたことを指しています。話者の受動的な態度を表す重要な部分です。
"made you leave": 「君を去らせた」という結果を生じさせたことを強調。
「make + 人 + 動詞の原形」で「人に~させる」という意味。
和訳では「君が去ってしまった原因が私の沈黙だったなら」と補足的に訳しても良いです。

⑦ "Then that would be my worst mistake"
「それは私にとって最悪の過ちになるだろう」
"would be":
仮定法表現で、「もし~だったら~だろう」というニュアンスを持っています。
現在の状況とは異なる「仮定」を示しており、話者の後悔や恐れを表現しています。
"my worst mistake":
「私の最悪の過ち」という強い後悔や失敗感を示す表現。
和訳では「最も取り返しのつかない失敗」や「最大の過ち」といった表現も適します。
和訳でも「最悪」や「過ち」といった重みのある語を使うと、原文のニュアンスが伝わりやすいです。
「~だったなら」「~だろう」の仮定法のニュアンスを崩さないように注意してください。

⑧ "And this is why my eyes are closed"
「my eyes are closed」の部分は比喩的な意味合いが強いです。直訳すると「私の目が閉じているから」という意味ですが、ここでの「目を閉じる」という表現は、現実を見たくない、または感情的に距離を置きたいという心理的な意味を含んでいる可能性があります。日本語では「目を閉じているのは」や「目を閉じる理由は」とすることで、比喩的な意味を伝えることができます。
「目を閉じる」という表現が心理的な距離を示す場合、それをどう表現するかが重要になります。また、全体的に過去の経験や感情を踏まえての発言であるため、少ししみじみとした感じや諦めのニュアンスを伝えると良いでしょう。

⑨ "And so it goes"
「And so it goes」は、直訳すると「それが続く」「それが進む」という意味になりますが、ここでは状況や出来事が変わらず繰り返される、あるいは仕方がないというニュアンスが込められています。よくある口語表現であり、しばしば無情さや諦め、受け入れを示唆します。
和訳する際には、「そういうものだ」「そうなっていく」「仕方ないよね」など、文脈に合わせて意味を補完することが大切です。
「And so it goes」が繰り返されることで、事態が延々と続くことや、ある種の無力感、または受け入れの気持ちが強調されています。日本語でも同じように繰り返しのニュアンスを持たせることで、元の意味を伝えやすくなります。

⑩ "And you're the only one who knows"
ここでの「you're the only one who knows」は「あなたがそれを知っている唯一の人だ」という意味ですが、比喩的に使われている可能性があります。「知っている」には単なる事実の把握だけでなく、深い理解や感情的なつながりが含まれていることがあります。ですので、単純に「あなたは唯一知っている」と訳すのではなく、感情のニュアンスを込めて訳すことが大切です。
例えば、「あなたにしかわからないこと」や「あなたこそが知っていること」という表現にすると、少し感情的な深みを加えることができます。

投稿者プロフィール

Kazma-S

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