
テレビで放送されていたドラマ「御上先生」📺
そのタイトルを見ていて、ふと気になったのが——
同じ「御上(みかみ)」という名前を持つ神社、御上神社⛩️✨
名前に惹かれて軽い気持ちで訪れてみたのですが、これが予想以上の発見でした。
まず驚いたのは、その歴史の深さ。
さらに、祀られている祭神の由緒を知ると、「これは想像していた神社とは違う…!」と一気に引き込まれます📜✨
そして、もう一つ印象的だったのが、すぐ近くにある三上山⛰️
実はこの山そのものが御神体とされているとのこと。
山を神として祀る——
その姿を見て、思い出したのが奈良の大神神社。
社殿の奥にある山そのものを拝む信仰には、古代から続く日本の自然観や信仰の原点を感じます🌿
何気なく立ち寄ったつもりが、歴史、神話、自然信仰まで一度に触れることができ、気づけば長居していました😊
名前の面白さから始まった訪問でしたが、御上神社は想像以上に力強く、印象に残るパワースポットでした⛩️✨
御上神社
【住所】〒520-2323 滋賀県野洲市三上838
【主祭神】天之御影神
【札所等】神仏霊場巡拝の道
【創建】孝霊天皇6年
※Gemini による解説
滋賀県野洲市に鎮座する御上(みかみ)神社は、古くから「近江富士」として親しまれる三上山(みかみやま)を御神体(神が宿る山)とする、非常に格式高い古社です。
1. 御利益
主祭神である天之御影神(あめのみかげのかみ)は、天照大神の孫にあたる神様です。別名を「天目一箇神(あめのまひとつのかみ)」ともいい、日本神話における「金工・鍛冶の祖神(ものづくりの神)」として知られています。実際、神社の社紋には、職人の道具である「釘抜(くぎぬき)紋」が使われています。
- 産業開発・開運厄除: あらゆる産業や新しい事業を切り拓く力を授けてくださいます。
- 技術向上・職能上達: ものづくりや技術職、専門的なスキルを磨く人に強いパワーをもたらします。
- 五穀豊穣・家内安全: 三上山の豊かな自然の神霊でもあるため、生活の基盤を守り、実りをもたらす守護神です。
【参拝時の祈願おすすめ】 金属や機械を扱う仕事の安全、新事業の成功、技術・スキルの向上をお祈りするのに最適な神社です。また、人生の進路を切り拓く「開運」を願うのも大変おすすめです。
2. 歴史と由緒
御上神社の歴史は非常に古く、日本の夜明けにまで遡ります。
- 創建と降臨の伝承: 伝承では、第7代孝霊天皇の6年(紀元前285年頃と伝わる神話の時代)、天之御影神が三上山の山頂に降臨されたのが始まりとされています。その後、約1,000年間は山そのものを神聖な場所(磐境・いわさか)として祀っていましたが、奈良時代の養老2年(718年)、藤原不比等(ふじわらのふひと)らの手によって現在の山麓の地に社殿が造営されました。
- 『古事記』への記載: 日本の最古の歴史書『古事記』の開化天皇の段に、早くも「近つ淡海(おうみ)の御上祝(みかみのほうり=神主)がもちいつく(祀る)天之御影神」としてその名が登場します。
- 史実に見る格式: 平安時代の歴史書『日本三代実録』には、朝廷から次々と高い神階(神様の位)を授けられた記録が残っており、最終的には「正一位」という最高の神階にまで達しました。国を挙げて崇敬された、近江国を代表する大社です。
3. おすすめの参拝時期
年間を通じて素晴らしい空気感をまとっていますが、特におすすめなのは秋(10月)と新緑の春(5 月)です。
- 10月(秋季古例祭・ずいき祭り): 毎年10月、国の重要無形民俗文化財に指定されている「ずいき祭り(秋季古例祭)」が行われます。里芋の茎(ずいき)や様々な野菜・穀物で美しく飾られた「ずいき神輿」が奉納され、五穀豊穣を感謝する姿は圧巻です。秋の澄んだ空気と、豊かな歴史の息吹を一番に体感できる時期です。
- 5月(悠紀斎田御田植祭): 境内前には、昭和天皇の即位(大嘗祭)の際にお米を献上した「悠紀斎田(ゆきさいでん)」があり、5月には伝統的な御田植祭が行われます。青々とした新緑と、神聖な田園風景が広がる美しい季節です。
4. 観光としての魅力
一歩足を踏み入れると、国道8号沿いとは思えないほどの老樹の木立に囲まれ、厳かな静寂に包まれます。
① 滋賀県初の国宝建造物「本殿」
最大の建築的見どころは、鎌倉時代後期に建てられた本殿(国宝)です。神社建築の国宝としては滋賀県下で第1号に指定されました。 神社でありながら、お寺の仏堂の要素や、貴族の邸宅(殿舎)の様式が融合した大変珍しい造りをしており、建築界では「御上造(みかみづくり)」という独自の呼び名で称えられています。
② 重要文化財の競演
境内への入り口にそびえる堂々とした「楼門」(室町時代)や、本殿の手前に優雅に佇む「拝殿」(鎌倉時代後期)は、いずれも国の重要重要文化財。中世の建築美がそのまま一つの空間に残されている場所は、全国的にも貴重です。
③ 三上山(近江富士)との一体感
境内からは、遮るもののない美しい円錐形の三上山を仰ぎ見ることができます。神社を参拝した後に、そのまま御神体である三上山への登山(片道1時間ほど)を楽しまれる方も多く、自然と歴史が美しく融合したパワーあふれる名所となっています。
主祭神:天之御影神
御上神社(みかみじんじゃ)の主祭神である天之御影神(あめのみかげのかみ)。
少し難しそうな名前に感じられますが、実は「日本のものづくり・産業の歴史」に深いつながりを持つ、とてもパワフルでロマンあふれる神様です。
1. どんな神様?(神話の家系図)
天之御影神は、日本神話の最高神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)の御孫にあたります。
国を譲り受けるために天上界から地上へと降りてきた「天孫降臨(てんそんこうりん)」で有名なニニギノミコトのお兄さんの子供(息子)にあたる、とても高貴な血筋の神様です。
第7代孝霊(こうれい)天皇の時代に、御上神社の後ろにそびえる「三上山(近江富士)」の山頂に光り輝いて降り立たれたと伝えられています。
2. 別名に隠された「職人の神」としての姿
天之御影神を深く知るための最大の鍵は、別名にあります。 歴史書や各地の伝承から、この神様は天目一箇神(あめのまひとつのかみ)という神様と同一視されています。
「片目」が意味するもの
「天目一箇」とは、文字通り「天の一つ目」という意味です。 これは怪物のことではなく、「鍛冶職人(かじしょくにん)」を表しています。
古代の鍛冶職人は、熱した鉄の色(温度)を正確に見極めるために片目を瞑(つむ)って作業をしたり、激しい炎を凝視し続けたりしたため、片目が不自由になることがありました。そこから、「片目の神=金属加工・鍛冶の神」の象徴となったのです。
天照大御神が天岩戸(あまのいわと)に隠れて世界が暗闇になった際、岩戸の前で使う神聖な「鉄の斧(おの)」や「刀」を作ったのが、この天目一箇神(天之御影神)だと言われています。
💡 社紋にも残る「職人の道具」 御上神社の社紋は「釘抜(くぎぬき)紋」です。これは現代の釘抜きではなく、古代に抜いた釘を保持したり、ボルトを締めたりした「座金(職人の工具)」がデザイン化されたもの。まさに金属やものづくりの神様である証拠です。
3. なぜ「三上山」に降り立ったのか?
金属の神様が、なぜ滋賀県の野洲(三上山)の地に降り立ったのでしょうか。これには古代の「最先端テクノロジー」が関係しています。
かつて、御上神社がある野洲市周辺から、お隣の守山市、草津市にかけての一帯は、古代日本における「一大工業地帯(一大鉄器生産拠点)」でした。 実際、周辺の遺跡からは、弥生時代や古墳時代の鉄器を加工した跡や、日本最大級の銅鐸(どうたく)がいくつも出土しています。
当時の人々にとって、鉄や銅を加工して優れた道具(農具や武器)を作る技術は、国を豊かにする最高峰の国家機密・最先端テクノロジーでした。
そのため、「この地域に集まった優れた金属加工の技術者集団(御上氏など)が、自分たちの誇りと守護神として、また優れた資源(薪や水)をもたらす三上山の神として、天之御影神を熱く祀った」というのが、この神様の歴史的な背景です。
現代における天之御影神の捉え方
古代の「金属加工・鍛冶」は、現代で言えば「すべての製造業、エンジニアリング、建設、ITやイノベーション(新しいものを生み出す技術)」にあたります。
- クリエイターや技術職の方(職人、エンジニア、デザイナー、建築関係など)
- 新しい事業をスタートさせる方(ベンチャー起業、産業開発など)
- 今持っているスキルをさらに極めたい方
天之御影神は、こうした「自らの手と知恵で新しい価値を切り拓く人」を、力強くバックアップしてくれる神様です。参拝される際は、ぜひご自身の目指す「技」や「事業」の未来像を熱く報告してみてください。
孝霊天皇
御上神社の始まりに登場する孝霊(こうれい)天皇。
「紀元前285年に神様を祀った」と聞くと、ものすごい昔の人物であることは想像がつきますが、歴史上どのような存在だったのでしょうか。
実はこの孝霊天皇、日本の歴史において「神話と史実のちょうど境界線に位置する、非常にミステリアスで重要な天皇」です。
1. 孝霊天皇の基本プロフィール
まずは、歴史書(『古事記』や『日本書紀』)に記されている基本的なデータです。
| 項目 | 記紀(古事記・日本書紀)の記述 |
| 代数 | 第7代天皇 |
| 名前 | 大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとにのみこと) |
| 在位期間 | 紀元前290年 〜 紀元前215年(なんと76年間!) |
| 寿命 | 『日本書紀』では128歳、『古事記』では106歳 |
現代の感覚からすると「128歳まで生きて76年間も天皇をしていた」というのは非現実的に思えますよね。これには理由があります。
2. 歴史学上の位置づけ:「欠史八代」の一人
歴史学の世界では、第2代(綏靖天皇)から第9代(開化天皇)までの8人の天皇のことを「欠史八代(けっしはちだい)」と呼びます。
欠史八代とは?
「歴史の記録(ストーリー)が欠けている8人」という意味です。
歴史書には「誰が父親で、誰をお妃にして、どこに都を置いて、何歳で亡くなったか」という事務的な家系図データは書かれているものの、具体的な事件や政治の業績がほとんど白紙なのです。
そのため、現代の歴史学では「初代・神武天皇の権威を高め、現在の皇室へと歴史を長く繋げるために、後世(奈良時代頃)に創作された、または地域の豪族の系譜を組み込んだ神話上の天皇ではないか」と考えられています。寿命が100歳を超えているのも、そのためです。
しかし、この孝霊天皇は「ただの架空の人物」と言い切れない、面白い特徴を持っています。
3. 実は超有名人の父親!数々の英雄伝説
ストーリーが少ない欠史八代の中で、孝霊天皇のまわりだけは「子供たちの伝説」が異様なほど豪華で具体的なのです。
① 息子は「桃太郎」のモデル!
孝霊天皇の息子の一人に、大吉備津日子命(おおきびつひこのみこと)という皇子(おうじ)がいます。 彼は現在の岡山県(吉備国)へ派遣され、地域を荒らしていた温羅(うら)という悪者を退治したという記録が残っています。これこそが、誰もが知る「桃太郎の鬼退治伝説」の原型になった人物です。
② 娘は「邪馬台国の卑弥呼」説がある預言者!
娘の倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)は、神様の言葉を降ろすことができる強力な霊能力(シャーマニズム)を持ったお姫様でした。 その強力なサイキック能力と亡くなり方のミステリーから、多くの歴史学者が「彼女の正体こそが、あの『卑弥呼(ひみこ)』ではないか」と真剣に研究しています。
4. 御上神社と孝霊天皇を結ぶ「裏の歴史」
では、なぜストーリーの少ない孝霊天皇の時代(紀元前285年)に、御上神社の天之御影神が降臨したことになっているのでしょうか。ここには、古代の「勢力争い」のドラマが隠されています。
地方の豪族が「天皇の権威」を求めた
御上神社を代々祀ってきたのは、近江(滋賀)の野洲周辺を拠点にしていた「御上氏(野洲氏)」という強力な豪族(安国造)です。彼らは高い金属加工技術を持っていました。
彼らが後に大和朝廷(天皇家)の支配下に入る、あるいは協力関係を結ぶ際、「私たちの神様は、大昔の孝霊天皇の時代からこの地を守っている格式高い神様なのです」と主張することで、朝廷内での自分たちのポジションを高く保とうとしたと考えられています。
また、孝霊天皇の子供たちが「岡山(吉備)」など地方の開拓へ向かった伝説が多いことから、「大和の勢力が、近江という最先端の工業地帯(鉄の産地)へ影響力を伸ばし始めた象徴的な時代」として、第7代・孝霊天皇の時代が選ばれたという見方もできます。
💡 まとめ
孝霊天皇は、実在したかどうかは歴史の霧の向こう側ですが、「桃太郎の父」であり、「卑弥呼かもしれない姫の父」であり、日本の黎明期に地方が開拓されていった記憶を今に伝える重要人物です。
御上神社に参拝する際は、「二千年以上前、この国がまだ形作られるかどうかの超古代から、この地でものづくりの火が灯り、神様が拝まれていたんだな」という、圧倒的な歴史のロマンに想いを馳せてみてください。
三上山(近江富士)
御上神社の背後にそびえ、その「御神体」そのものである三上山(みかみやま)。
滋賀県を象徴する山の一つであり、地元では古くから「近江富士」として親しまれています。標高は432メートルとそれほど高くはありませんが、その存在感と歴史の深さは圧倒的です。
1. なぜ「近江富士」と呼ばれるのか?
最大の理由は、その完璧なまでに美しい「円錐(えんすい)形」のシルエットにあります。
周囲に遮るもののない野洲の平野に、ぽつんと一つだけ綺麗な三角形の山が立ち上がっているため、どこから見ても目立ちます。新幹線や国道8号線からもその姿をはっきりと望むことができ、滋賀に帰ってきたことを実感させるランドマークとなっています。
和歌の世界でも愛され、明治の文豪・正岡子規も「大いなる ものの如きや 富士の山」と、その美しさを富士山に喩えて詠んでいます。
2. 山そのものが神様!「磐座(いわくら)」の信仰
御上神社には、もともと本殿(建物)がありませんでした。なぜなら、この三上山こそが神様の家であり、祈りの対象そのものだったからです。
山頂付近には、社伝で主祭神・天之御影神が降臨したとされる「影向石(ようごうせき)」をはじめ、巨大な岩石群が点在しています。
古代の人々は、こうした異彩を放つ巨石を「磐座(いわくら=神が宿る場所)」として崇め、社殿ができる遥か昔から山へ登っては祈りを捧げていました。現在でも山頂には御上神社の奥宮(おくみや)が鎮座しており、信仰の原点がそのまま息づいています。
3. 有名な伝説:「大百足(おおむかで)退治」の舞台
三上山を語る上で外せないのが、平安時代の英雄・藤原秀郷(ふじわらのひでさと/別名:俵藤太・たわらのとうた)にまつわる小百足(むかで)退治の伝説です。
俵藤太の百足退治伝説
むかしむかし、三上山を「7巻き半」するほど巨大な大百足が現れ、琵琶湖の主である龍神一族を苦しめていました。
龍神から助けを求められた弓の名手・俵藤太は、三上山へと向かいます。強靭な百足の皮膚には矢が跳ね返されてしまいますが、最後に残った1本の矢に自らの唾(つば)をつけ、神仏に祈って放ったところ、見事に大百足の眉間を射抜き、退治することに成功しました。
このとき龍神からお礼として贈られた「いくら使っても尽きない米俵」が、彼の名前(俵藤太)の由来になったとされています。
この伝説は、単なるおとぎ話ではなく、「三上山の豊かな森林資源(薪や炭)や鉱物(鉄)を巡る、地元の豪族と山賊(あるいは外部勢力)との激しい抗争」が背景にあるのではないか、と歴史学的に分析されています。
4. 登山・観光としての魅力
現代では、初心者から気軽に登れるパワー散策スポットとして非常に人気があります。
- 登山ルート:御上神社の境内側から登る「表登山口」と「裏登山口」があります。
- 所要時間:山頂までは片道約40分〜1時間ほど。手軽ですが、山頂付近は「御神体」らしく急な岩場や鎖場もあり、適度なスリルと本格的な登山の達成感が味わえます。
- 絶景ポイント:山頂の展望台からは、眼下に広がる野洲の街並みや、雄大な琵琶湖、対岸の比良山系(ひらさんけい)までを一望する大パノラマが広がります。
💡 参拝と登山のセットがおすすめ
まずは山麓の御上神社で「これからお山に入らせていただきます」とご挨拶をし、それから三上山の頂(奥宮)を目指す。下山後に再び無事を感謝する――。
このルートを辿ることで、古代から2000年以上続いてきた「自然を神として敬う心(山岳信仰)」を、文字通り全身で体感することができます。
若宮神社
御上神社の境内(本殿の近く)に鎮座する若宮(わかみや)神社。
名前に「若」とついていますが、祀られている5柱の神様は、日本神話の最高峰の神から個性の強い専門神まで、非常に豪華でバラエティに富んだ顔ぶれです。
1. 5柱の神様の特徴・関係性と御利益
① 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
- どんな神様?(関係性): 日本の国土と、天照大御神など主要な神々を生み出した「国生み・神生み」の父神です。主祭神(天之御影神)から見ると、ひいおじいちゃん(曽祖父)にあたる皇室・神道の偉大なご先祖様です。
- 主な御利益: 延命長寿、縁結び、事業繁栄、厄除け あらゆるものを生み出し、整えた神様であるため、物事の基盤を固め、寿命や運命を長く引き延ばす強いお力があります。
② 菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
- どんな神様?(関係性): 平安時代に実在した大政治家・学者で、のちに「天神さま」として祀られた学問の神様です。歴史的に御上神社は近江国(滋賀)の要所であり、中世以降、天神信仰(道真公を祀る信仰)が全国へ広がる中で、若宮神社に合祀(一緒に祀ること)されたと考えられています。
- 主な御利益: 学業成就、受験合格、芸能上達、至誠(しせい) 受験や資格試験への合格はもちろん、技術や学問、文字の分野での成功を強力に後押ししてくださいます。
③ 天石戸別命(あめのいわとわけのみこと)
- どんな神様?(関係性): 別名を「豊石窓神(とよいわまどのかみ)」とも言い、神話で天照大御神が引きこもった「天岩戸(あまのいわと)」の門を守っていた守護神です。主祭神が天岩戸の前で鉄器を作った際、現場の門や境界線を守っていた防衛のプロフェッショナルです。
- 主な御利益: 門内安全、家内安全、災難除け、開運 「門」や「境界」を守る神様なので、家や会社に悪い気や災いが入ってくるのをピシャリと防ぐ、強力なセキュリティの御利益があります。
④ 天御桙命(あめのみほこのみこと)
- どんな神様?(関係性): 神話に登場する「桙(ほこ=槍のような武器や道具)」を司る神様です。金属加工・鍛冶の神である主祭神(天之御影神)とは非常に近い関係にあり、「神聖な金属製の道具(御桙)を生み出し、守る神」として、ものづくり集団の御上神社において深くリスペクトされています。
- 主な御利益: 勝運向上、邪気退散、技術の発展 鋭い「桙」は、邪悪なものを突き通して追い払う力があり、勝負事に勝つ運気や、自らの道を切り拓く突破力を授けてくれます。
⑤ 野槌之神(のづちのかみ)
- どんな神様?(関係性): 日本神話における「草の祖神(萱や野原の女神)」です。「近江富士」と呼ばれる御神体・三上山は、古くから豊かな木々や草花に覆われた山でした。山麓の神様として、三上山の豊かな自然環境とエコロジーを守るために祀られています。
- 主な御利益: 五穀豊穣、草木繁茂、平穏無事、土地の守護 草木や植物を元気に育てる神様です。現代では、農業やガーデニングの成功だけでなく、「自分が属する土地や環境と調和し、生活を青々と繁栄させる」というライフライン安定の御利益があります。
2. 若宮神社で「何をお願いするとよいか?」
これだけ多様な神様が集まっているため、若宮神社は「オールマイティな守護のパワースポット」となっています。
特に、以下のような総合的な願い事がある際、熱心に参拝されるのがおすすめです。
- 【人生の勝負時・受験:】 道真公の「学問の力」と、天御桙命の「突破力」で、合格や勝利を祈願する。
- 【家庭・会社の安全:】 伊弉諾尊の「繁栄の力」と、天石戸別命の「防衛の力」で、家内安全やセコムのような厄除けを祈願する。
- 【自然や環境との調和:】 野槌之神の力により、自分が住む土地や自然の恵みに感謝し、体調や生活の調和を願う。
主祭神の天之御影神が「自らの技で何かを生み出す(攻め・前進)」のに対し、若宮神社は「生活のベースをしっかり守り、育てる(守り・調和)」という、絶妙なバランスを持ったお社です。本殿を参拝された後は、ぜひこちらにも優しく手を合わせてみてください。
三宮神社
御上神社(みかみじんじゃ)の境内に佇む三宮(さんのみや)神社。
こちらに祀られているのは、日本神話の超重要キャラクターである瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)です。
1. 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)はどんな神様?
瓊瓊杵尊は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫にあたる神様です。
神話の中で、天照大御神から「地上の国(日本)を豊かに治めてきなさい」と命じられ、たくさんの神々を連れて高天原(天上の世界)から宮崎県の高千穂へと降りてきました。この有名なエピソードを「天孫降臨(てんそんこうりん)」と呼びます。
このとき、瓊瓊杵尊は天照大御神から「三種の神器」とともに、地上で生きていくための命の源である「稲穂(お米の苗)」を授かりました。つまり、「日本に初めて本格的な稲作(農業)をもたらした神様」なのです。
2. 主祭神「天之御影神」との深い関係性(家系図)
三宮神社が御上神社の境内にあるのには、非常に深い親戚(ファミリー)関係があります。
実は、主祭神の天之御影神から見て、瓊瓊杵尊は「いとこ」にあたります。
天照大御神(おばあちゃん)
- ├ 天忍穂耳尊 ── └ 瓊瓊杵尊(三宮神社の祭神)
- └ 天津彦根命 ── └ 天之御影神(御上神社の主祭神)
どちらも天照大御神の血を引く、最高峰の神の血筋です。
歴史的に御上神社を代々祀ってきた古代豪族(御上氏)にとって、主祭神である天之御影神は自分たちの偉大な祖先神でした。
一方、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)は、天照大御神の直系として地上に降り立ち、国家の礎(いなほ・農業)をもたらした「一族の最高リーダー」であり、天之御影神にとっては「もっとも偉大な、いとこ(従兄弟)」にあたります。
御上氏の人々は、自分たちの祖先神と固い血の絆で結ばれたこの高貴な神を、リスペクトを込めて境内の重要なポジション(三宮)にお迎えし、共に祀ることで、神社全体の格を高めようとしたのです。
3. 三宮神社(瓊瓊杵尊)の主な御利益
稲作を日本に広め、国家の基盤を造った神様であるため、「豊かさ」や「新生活のスタート」に関する非常に強いパワーを持っています。
- 五穀豊穣・商売繁盛(経済の安定): お米(稲穂)をもたらした神様なので、現代で言えば「収入アップ」「ビジネスの成功」「食べ物に困らない豊かな暮らし」を叶えてくださいます。
- 国家安泰・家内安全(平和と守護): 地上を平和に治めるために降りてきたリーダーですので、家族や組織が揉め事なく、平和にまとまるよう守ってくれます。
- 旅行安全・交通安全(新たな挑戦の守護): 「天上界から地上へ旅をして降りてきた(降臨した)」というストーリーから、旅の安全や、引越し、転職など「新しい土地や環境へ赴く際のお守り」として強い御利益があります。
💡 参拝時のポイント:「ものづくり」と「農業」のコラボレーション 御上神社の主祭神(天之御影神)が**「工業・テクノロジー(鉄を操る力)」を司るのに対し、この三宮神社の瓊瓊杵尊は「農業・ライフライン(命を育む力)」**を司っています。
古代日本を支えた2大最先端産業(鉄器と稲作)の神様が、おじ・甥の枠組みで力を合わせているのが御上神社の境内です。「自分の仕事や技術(本殿)」を高めつつ、「生活のベースや経済的な豊かさ(三宮神社)」もしっかり実らせていただけるよう、セットでお祈りすると大変縁起が良いとされています。





若宮神社 祭神:伊弉諾尊、菅原道真公、天石戸別命、天御桙命、野槌之神

三宮神社 祭神:瓊瓊杵尊









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